レンタルオフィスのトラブル | 事例と対応方法を徹底解説!

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レンタルオフィスで発生しがちなトラブルとは?

レンタルオフィスを利用する上で、どのようなトラブルが考えられるのか、まずは全体像を把握しておきましょう。契約内容の不明確さ、設備の不具合、支払いに関するトラブルなど、様々な問題が発生する可能性があります。
これらのトラブルは、ビジネスの円滑な進行を妨げ、時には大きな損失に繋がることもありますので、事前に確認をして防ぐことと、実際に起こってしまった場合にすぐ対応できるようにしておくことが大切です。
この記事では代表的なトラブルとして「契約」「支払い」「設備」「入居者」に関するトラブルの事例と対応方法について、徹底解説いたします。

契約に関するトラブル

契約更新の際に大幅な料金値上げがあったり、解約時に違約金が発生したりといったトラブルが考えられます。また、契約書に記載されていない追加費用が発生する場合もあり、予期せぬ支出に悩まされるケースも少なくありません。

ケース①
契約更新の時期になり、管理会社から大幅な賃料値上げの通知が届きました。契約書を見直すと、賃料改定に関する具体的な条項が曖昧で、一方的に値上げされる可能性があることに気づいた。
ケース②
新しいレンタルオフィスを契約する際、契約書の内容を十分に理解せずに契約してしまった。その後、解約条件が厳しく、思っていたよりも早く退去することができず経済的な負担が大きくなってしまった。

◆契約の見直しと交渉の方法

契約内容に問題があると感じた場合は、契約書を再度確認し、管理会社に交渉してみましょう。交渉する際は、冷静かつ客観的な事実を提示し、誠意をもって対応することが大切です。

◆交渉の準備
契約書を詳細に分析し、賃料改定に関する条項を明確にする。過去の賃料推移や、他のレンタルオフィスの相場などを参考に、適正な賃料を算出しましょう。
◆管理会社との交渉
管理会社に、賃料改定の根拠を尋ね、交渉の場を設けてもらう。交渉の際には、冷静かつ客観的なデータに基づいて、自身の主張をしっかりと伝えましょう。
◆弁護士への相談
交渉がまとまらない場合は、弁護士に相談し、法的手段を取ることも検討しましょう。ただし、訴訟には時間と費用がかかるため、慎重な判断が必要です。

支払いに関するトラブル

支払い遅延や料金の誤請求など、支払いに関するトラブルは、ビジネスの信用問題に直結するため、厳重に注意する必要があります。
例えば、請求書に記載されていない料金が請求されたり、支払い方法が変更されたりといったトラブルが考えられます。また、支払い遅延によって信用情報に傷がつき、今後のビジネスに悪影響を及ぼす可能性もあります。

ケース①
突発的な支出が続いてしまい、引き落とし用の口座の残金が減っていて家賃の引き落とし日に間に合わなかった。
ケース②
請求書を確認したところ、明細が不明な追加料金が記載されていました。管理会社に問い合わせたところ、「共益費」と説明されましたが、具体的な内訳が示されなかった。

◆支払いのトラブルは速やかに対応しましょう

家賃や支払いのトラブルが長引くと、信用情報や契約の更新に悪影響を与えることがあります。信用が損なわれると、今後のビジネス取引や他のオフィス契約の際に不利な立場に立たされる可能性があります。また、不明瞭な共益費が積み重なると、後から高額な追加請求が発生するリスクがあります。これにより、予期せぬ支出が生じ、資金繰りを圧迫することになりかねません。

◆支払いが遅延してしまった場合
支払いが遅れることが確定した時点で、できるだけ早く管理会社に連絡しましょう。遅延の理由を正直に伝え、誠意をもって対応を示しましょう。また、いつまでに支払いを完了できるか、具体的な支払い計画を提示しましょう。
◆共益費が不明瞭な場合
共益費の内訳を詳しく説明してもらいましょう。過去の請求書と比較し、異常な値上がりがないかを確認しましょう。

設備・施設に関するトラブル

インターネット回線の速度が遅かったり、エアコンが故障していたりといった設備の不具合は、業務効率の低下に直結します。また、会議室の予約が取りづらい、駐車場が満車になるなど、施設の利用に関するトラブルも発生する可能性があります。
特にフリーランスのコンサルタントのように、顧客との打ち合わせやオンライン会議を頻繁に行う方は、インターネット環境の安定性が非常に重要です。

ケース①
インターネット回線が頻繁に切断され、オンライン会議中に何度も接続が途絶えてしまうようになった。業務に支障が出ていることを管理会社に伝えたところ、「回線業者の問題なので、こちらでは対応できない」と言われてしまった。
ケース②
共用のプリンターが頻繁に紙詰まりを起こすので、そのたびに近所のコンビニに印刷しに行かなければならないため非常に不便だった。

◆設備のトラブルは早めの報告が肝心

早めにトラブルを報告することで、管理会社がすぐに対応を開始でき、問題解決が早まります。結果として、業務への影響を最小限に抑えることができます。

◆状況の確認をしましょう
インターネット回線が不安定な場合は回線速度計測ツールなどを活用し、定期的に速度を測定し、記録しましょう。また、接続が切断された日時や、その際の状況を詳細に記録しておくことも重要です。そのほか共用部の故障などは日時だけでなく写真を撮るなどして状況が把握しやすいようにしておきましょう。
◆設備トラブルの連絡先を確認しておきましょう
設備にトラブルが発生した場合はレンタルオフィスの管理会社に連絡をします。連絡先の電話番号やメールアドレスなどはすぐ分かるようにしておきましょう。また、土日祝日など休業日に発生した場合の対応方法も確認をしておくのが良いでしょう。
◆業者への直接連絡
管理会社が対応できない場合は、業者やビル自体の管理会社に直接連絡し、問題解決を依頼します。ただし、修理費用が発生した場合に支払いをどうするかなどはレンタルオフィスの管理会社に確認をしておく必要があります。

入居者同士のトラブル

賃貸オフィスと異なるレンタルオフィスは、トイレや簡易キッチン、プリンターやミーティングスペースなど共用部分も多くあります。また、隣のお部屋との仕切りも賃貸オフィスより薄いため、声や音が気になってしまうことも考えられます。同じオフィスの入居者間でトラブルがあった時に、管理会社がどのように対応してくれるのかも重要なポイントのひとつです。

ケース①
予約制のミーティングスペースで自分が予約した時間になっても前の利用者が退室しておらず、顧客を待たせてしまった。この利用者は前にも同じ様に予約時間外にも居座り続けることがあり、自分の業務に支障が出ている。
ケース②
隣の部屋の入居者が大声で電話で会話していて業務に集中できないことが多々ある。一度壁をノックしてうるさいことを伝えてみたが、全く効果がなかった。

◆入居者同士のトラブルは管理会社に仲介してもらう

入居者同士のトラブルは、直接本人同士が話し合っても解決できず、悪化してしまう場合もあります。管理会社を通して注意喚起をしてもらうなど、改善にむけて仲介してもらうようにしましょう。

◆証拠の確保
共用スペースの汚れなどケースによっては写真に残すようにして、管理会社が状況の把握をしやすいようにしておきましょう。
◆管理会社への報告
いつ、何時頃など、トラブルがあった日時を具体的に伝えましょう。施設によっては当時の状況を防犯カメラなどで確認をしてもらうことができます。
◆該当者への注意
管理会社から直接本人へ通達、または利用者全体への周知で注意喚起をしてもらうなど、状況改善に向けた対応をしてもらいましょう。利用者同士で話し合いをしても状況が悪化したり、今後利用しずらくなるなどトラブルが長引く恐れがあります。

トラブルを未然に防ぐためには?

トラブル対応は連絡や確認が必要になり、普段の業務の時間を圧迫してしまうことがあります。無駄なトラブルは未然に防ぐことが大切です。

◆契約時の重要な確認事項
契約書に記載されている内容を、一つ一つ丁寧に確認しましょう。特に、解約条件、料金体系、追加費用、免責事項などは、十分に理解しておく必要があります。不明点はそのままにせず、契約前に必ず担当者に確認しておきましょう。
◆管理会社がどのように対応してくれるのか
レンタルオフィスを管理する会社も様々です。間取りや賃料も重要ですが、過去のトラブル事例や対応の仕方なども確認をしておくことが重要です。「設置しているWi-Fiが繋がらなくなった時は?」「隣の部屋の人が大きな声で話していて自分の業務に支障が出る時は?」など、考えられるトラブルに対して、管理会社がどのように対応してくれるのかを確認することをおススメします。
◆入居者同士のトラブルを防ぐために
フロア内ですれ違う時は挨拶をする、共用スペースは清潔に使うなど、お互いに気持ちよく利用できる環境づくりを心がけましょう。また、契約前に「どういう業種の人が多いか」「利用者が多い時間帯はいつか」「騒音対策はどのようになっているか」など確認もしておくことで、自分の業務に影響がないかをチェックすることができます。

まとめ

契約書はしっかり読んで、安心して任せられる業者を選ぶことが大切です。

・契約書は必ず最後まで読み、不明な点は必ず質問する
・複数のレンタルオフィスを比較検討し、自分に合った場所を選ぶ
・定期的に設備の状態をチェックし、問題があればすぐに報告する
・トラブルが発生した場合、冷静に対応し、適切な解決策を見つける

レンタルオフィスは、近年非常に人気が高まっており、多くの企業や個人の方に利用されています。場所や時間にとらわれず、自由な働き方ができるため、仕事効率の向上にもつながります。少しの工夫で、快適なオフィスライフを送ることができます。
これらの点を参考に、最適なオフィス環境を見つけてください。

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