起業するなら「ビジョン」を明確にする必要があります。
よくある有名企業の理念などで見たことがあるかもしれません。
今回は、起業初心者に向けて、なぜ起業にビジョンが必要なのか、そもそもビジョンとはなんなのかについて解説しましょう。
さらに、ビジョンを明確にする方法についても紹介します。
起業におけるビジョンとは?
「ビジョン」とは、目標であり、将来の目指すべき(あるべき)姿のことです。
事業計画のひな型などにもよく記載されていますが、ビジョンとは“中長期的な事業計画のゴール設定”として考えるのが分かりやすいでしょう。
事業を起業して、その先について、何を成し遂げたいのか、具体的に設定し明確化することが重要です。
起業ビジョンが重要な理由
たとえば、「なにかを達成したい」「こんな状態になりたい」といった目標がビジョンに該当します。
起業家にとってビジョンが重要とされるのには、以下2つの理由があります。
- キャリアプランを組み立てやすくなる
- 有益な情報や機会が手に入りやすくなる
上記のメリットは、事業を成功させるうえで大切なことになります。
それぞれの理由について紹介しましょう。
キャリアプランを組み立てやすくなる
企業のビジョンが明確になれば、たとえば以下のようなキャリア選択の軸ができます。
- 自分にとって必要なスキルとは
- スキルを習得するために必要な経験とは
- いつまでにそのスキルを身に着けたらいいのか
上記のように、キャリアプランをゴールから逆算して組み立てることができます。
明確なビジョンがあれば、そこに向かうために動ずるべきなのかを考えやすくなるのです。
有益な情報や機会が手に入りやすくなる
起業のビジョンを明確にしておくと、他社や他の人たちに納得や共感を集められることがあります。
そして、納得や共感をしてくれた人たちを自分の活動に巻き込みやすくなるかもしれません。
また、自分にとって有益な情報や機会が手に入ることもあり、のちに仲間となる人が見つかる可能性が高くなります。
起業ビジョンを明確にする2つの方法
ビジョンは声に出して説明できるほど明確にしておくことで、自分は何をしたいのか?と迷った時に頭の中を整理できます。
整理できれば「本質的にやりたいこと」や「目指したい姿」が自然と体に染みついていきます。
事業をする上で時には寄り道をすることもあるかもしれません。
ふと我に返ったときに、これは事業にとって本当に必要なことのか、不必要なのかを正確に判断できるようにもなります。
起業ビジョンを明確にするそれぞれの方法について紹介しましょう。
感情曲線(人生曲線)の作成
自分の人生にとって大事な出来事(=原体験)や、起業を決意した背景を突き詰めましょう。
そこには、本質的にやりたいこと・目指したい姿があるはずです。
きちんとしたビジョンは、人を動かす説得力が生まれます。
以下の方法で感情曲線(人生曲線)を作成してみましょう。
- 人生にとって大事だったと思う出来事(=原体験)を考える
- 横軸を“年齢”、縦軸を“感情の大きさ”とし、8つの原体験がある地点を繋げる
- 喜びや楽しさに満ちた感情は“+”、悲しみや絶望を抱えた感情は“-”にする
原体験の選び方としては、ハッキリと覚えていて、強い感情があったり、起業を意識したり決断したりした出来事であり、個人的な主観で大事だと思ったものが当てはまります。
起業動機の言語化
感情曲線が書けたら、今度はそれを起業動機として説明する必要があります。
身近な相談相手や壁打ち相手を見つけておくと良いかもしれません。
- 「なぜ起業したいのか」と自分に問い、感情曲線を見て「○○したいから」で答える
- 上記の答えに至ったきっかけを、声に出して説明する
- 1分以内で簡潔に説明することを心がける
とにかく声に出して言語化し、どんな人でも分かるように説明をしてみてください。
小さな仮説検証(提供価値の明確化)
起業家にとって、思いつきでビジネスを始めることは危険でしょう。
しっかりとビジョンが定められていなけば、不安が大きくなってします。
一般的には、はじめ小さいに仮説検証を重ねます。
次に、ある程度ビジネスとして成立することを見越した上で、資金調達を進めていきます。
つまり、「小さな仮説検証」をどれだけ質の高いものにしていくか、ということが重要なのです。
- 紙やノートに、10分間で一気に書き上げる
- 簡潔に書きましょう。空欄があってもOK
- 現時点で分かる範囲で書き上げる
- 「顧客」「顧客の課題」「提供価値」も書く
「顧客」においては、以下がポイントです。
- 自分のビジネスで、喜んで欲しい人を想像します。
- 人物像が思い浮かぶくらい、具体的に書いてみましょう。
- どんな人が製品を求めるのか、製品を買ってくれそうな人を想像する。
「顧客の課題」については以下の通り。
- 顧客はどんな課題を持っているのかを想像する
- 顧客が持つ課題から、どんな需要あるのか
- 課題の需要を満たすために、顧客はどんな行動を取っているか
「提供価値」については以下の通り。
- その提供価値には、どこに独自の価値であるか
- 顧客を意識したメッセージやアピール文を想像する
- 顧客が泣いて喜ぶような価値であるかを考える
これらを明確にしておくことで、なにがあっても道に迷うことなく、正確にゴールを目指せるでしょう。
起業時にビジョンを言語化していいスタートをきろう
企業理念であるビジョンは、起業のスタートをより良いものにするために重要な指針・目標といえます。
そして、時代やニーズの変化に合わせて企業理念を見直しながら事業を進めていきます。
もし、経営者が変わっても、創業理念として残り、語り継がれる大切な言葉になることを覚えておきましょう。
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