バーチャルオフィスの利用にあたって、銀行口座が開設できるかは気になるポイントです。
法人登記も可能であるため、銀行口座も開設できるように思われる方もいるでしょう。
しかし、住所のみのオフィスという点から、不安に感じている人もいるかもしれません。
今回の記事では、実際に銀行口座開設が可能かどうかについて解説します。
バーチャルオフィスの住所でも銀行口座の開設が可能
結論から申し上げますと、バーチャルオフィスでも銀行口座の開設は可能です。
ただしすべての金融機関で対応できるわけではないため、事前の確認が必要になります。
以前は、バーチャルオフィスの住所での口座開設には対応していない金融機関が多い傾向にありました。
しかし利用者の増加を受けて、現在では対応している金融機関が増えてきています。
バーチャルオフィスの住所での銀行口座開設への対応状況
バーチャルオフィスの住所での銀行口座開設への対応状況も見てみましょう。
おおまかではありますが、口座開設できるかは、大きく次のようにわけられます。
メガバンク | 対応できる可能性がある |
都市銀行 | 対応できる可能性がある |
地方銀行 | 対応できる可能性がある |
ネット銀行 | 対応できない銀行がある |
信用金庫 | 対応できない可能性が高い |
信用組合 | 対応できない可能性が高い |
「対応できる可能性がある」としている金融機関だとしても、審査の結果次第です。
結果によっては口座開設できない場合もありますので注意してください。
ネット銀行・信用金庫・信用組合は、審査を受ける前の段階で断られる可能性があります。
ただし今後さらに利用者が増加すれば、状況が変わってくるかもしれません。
口座開設が可能な金融機関でも、手続きには2週間~1か月程度かかります。
個人の銀行口座とは違って時間がかかり、即日の口座開設はできませんので、必要があるなら早めに手続きを行いましょう。
バーチャルオフィスの住所で銀行口座を開設するときの必要書類
法人が銀行口座を開設するにあたっては、さまざまな書類が必要です。
必要書類の例には以下が挙げられます。
- 代表者の本人確認資料
- 代表者の職務経歴書
- 事業計画書
- 会社概要や会社パンフレット
- 会社の登記簿
- 株主構成を確認できる書類
- 銀行印
- 印鑑証明書
- 法人設立届出書
- バーチャルオフィスの契約書
- 名刺や請求書などのような事業実態が確認できる書類
ただし必要書類も金融機関によって違いがあります。
そのため銀行口座開設を考えている金融機関への確認を行ってください。
書類不備があると、対応している金融機関でも口座開設できない可能性があります。
バーチャルオフィスの住所での銀行口座開設が難しい理由
銀行口座開設自体は可能であるものの、全体的に見るとバーチャルオフィスの住所での銀行開設は難しい傾向にあります。
その理由として考えられるのが「犯罪収益移転防止法」です。
「犯罪収益移転防止法」は、マネーロンダリングなどを始めとする犯罪を防ぐために制定されました。
バーチャルオフィスは手軽に住所や電話番号を借りられるサービスです。
しかし手軽であるために、犯罪に利用されやすいといった側面も持っています。
そのため銀行口座開設は難しい傾向にあるのです。
なるべく審査に通過しやすくするためにも、犯罪が行われた住所でないか確認しておくとよいでしょう。
バーチャルオフィスでの銀行口座開設は可能だが準備が必要
住所だけを借りられるバーチャルオフィスでも、銀行口座開設は可能です。
申し込みをして審査に通過すると、銀行口座を開設できます。
ただしスムーズに銀行口座を開設するには、事前準備が必要です。
- 口座開設が可能か
- 必要書類には何があるか
- どのくらいの期間が必要なのか
上記3つのポイントを確認したうえで、銀行口座開設の手続きを進めていきましょう。
弊社ライズオフィスでは、格安・一等地のバーチャルオフィス・レンタルオフィスを用意しており、銀行口座の開設も可能なので、ぜひご検討ください。
| レンタルオフィス | バーチャルオフィス |
初期費用 | 0円 | 0円 |
月額費用 | 28,000円~ | 900円~(900円の場合は登記・郵便受取不可) |
住所 | 港区青山・港区赤坂・港区麻布・渋谷区渋谷・西新宿 | 港区青山・港区麻布・渋谷区渋谷・千代田区飯田橋・西新宿 |
法人登記 | 可 | 可(900円の場合は登記不可) |
資金調達 | 可 | 融資は一部可 |
許認可免許取得 | 可 | 不可 |
銀行口座作成 | 可 | 可 |
審査から契約まで | 最短3営業日 | 最短3営業日 |