個人事業主から法人成した際、様々な部分をこれまでのやり方と変えていかなければいけません。
しかし、多くの人は、個人事業主の頃と同じように業務を行ってしまいます。
そこで今回は、「一人社長となった際には、どこをどのように意識するのか」について解説します。
個人ではなく会社として仕事をしていく上での、参考にしてください。
一人社長になったらまず変えるべき意識
一人社長になった際にまず変えなければいけないのは、働き方とお金に関する意識です。
実際に行う業務としては、個人事業主も一人社長も変わりません。
一人なので、実務も自分で行う必要があります。
しかし、今後に向けて意識は変えていかなければいけません。
どのように意識を変えるべきなのか、以下で解説します。
働き方に関する意識
個人事業主ではなく「社長」になるのであれば、今後の働き方については考えていかなければいけません。
社長の仕事は「経営」だからです。
実務だけを行うのは、社長の仕事ではありません。
社長は経営を見て、どのように利益を伸ばしていくか考えていく必要があります。
おおよその目安で、いつ自分が実務から離れるのか、その際に誰にどのように実務を任せるのかなどを考えておきましょう。
お金に関する意識
「社長」になったのであれば、お金への意識は必ず変えなければいけません。
法人成して会社になった場合、すべてのお金が使えるわけではないからです。
会社とした場合、自分が自由に使えるお金は「役員報酬」になります。
売上として入ってきた分すべてを自由に使えるわけではないので、お金に関する意識はもちろん、生活も変えていかなければいけません。
一人社長になったら気を付けるべき3つのポイント
一人社長になった際に気を付けるべき3つのポイントについて解説します。
以下のポイントを意識するだけで、社長として1歩前進できるでしょう。
- 請求書等をExcelで作成
- 経費の現金払い
- 頼れる先を見つける
クリーンな会社を目指すため、会社を存続させるためにも、3つのポイントを今すぐ変えていきましょう。
請求書等をExcelで作成
請求書等は、Excelではなく、システムやソフトを使いましょう。
Excelは、ミスの可能性もある上に、管理しづらいからです。
ソフトやツールなどを使えば、ミスを防げる上に、月ごとやクライアントごとの請求書をわかりやすく整理してくれます。
社長となった際には、会社のお金の流れを把握しておかなければいけないので、より把握しやすいものに移行しましょう。
経費の現金払い
経費をわかりやすいように現金払いにしている人もいるかもしれませんが、現金払いはかえってわかりにくくさせます。
現金で支払ってしまうと領収書を残しておかなければいけませんし、帳簿の記帳もしなければいけません。
そこでおすすめしたいのが、法人用のクレジットカードです。
すべてクレジットカード払いにすれば、経費を単純化できます。
クラウド会計ソフトのなかにはクレジットカードと連携できるものもあるので、より便利に使えます。
頼れる先を見つける
会社にしたのに、実務も自分、税務も自分、お金の管理も自分……とすべて自分で行ってしまうのはNGです。
個人事業主とは異なり、会社とした場合は税務や法務など、様々な問題に直面します。
そのため、自分一人ですべて行うのではなく、頼れる先を見つけておきましょう。
毎月の固定費はかかってしまうものの、税理士は必須の存在です。
今後会社として大きくしていくのであれば、無駄な出費ではありません。
「個人」ではなく「会社」として成長していきましょう
法人成をしたのであれば、個人ではなく「会社」規模ですべてを考えていかなければいけません。
とは言え、すぐに従業員を雇うのは難しいので、まずは社長自身の意識から変えていきましょう。
お金への意識や働き方への意識、頼る先を見つけておく程度のことは、今すぐにでもできます。
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